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2024.03.08

2024年企画展 「絵ごころでつながる―多磨全生園絵画の100年」関連の催し
「いのちの森を描く」カイズケン絵画展
※イベントは終了しました。

このたび、2024年企画展「絵ごころでつながる―多磨全生園絵画の100年」関連の催しとして、「いのちの森を描く」カイズケン絵画展を開催いたします。
多磨全生園では広大な敷地に豊かな緑が広がっています。これらの樹木は、国の誤った隔離政策によってこの地で生きることを余儀なくされた入所者が行った緑化運動によって育まれました。帰れない故郷を想って植えられた木もあり、入所者は園内の緑に特別な想いを抱いています。そして現在は、入所者、東村山市、地域住民によって、入所者が育んだ緑の敷地を「人権の森」として将来に残そうとする運動が展開されています。
本展ではこの歴史をふまえ、多磨全生園を「いのちの森」として描いたカイズケン氏による新作の絵画連作5点を展示します。入所者の高齢化と減少によって、入所者自身による絵画活動は終焉をむかえつつありますが、多磨全生園にまつわる記憶を絵によって語り継ぐ試みとして、本展をご高覧いただければ幸いです。

 

【会 期】
2024年3月2日(土)から 2024年6月2日(日)

【会 場】
国立ハンセン病資料館 1階 ギャラリー 

【休館日】
月曜および「国民の祝日」の翌日(月曜が祝日の場合は開館)

入館無料

 

カイズケン氏


カイズケン
画家・イラストレーター
1977年生まれ 東京芸術大学デザイン科卒業
生き物や物語りなどをモチーフとした絵を多く描いている。
2021年にリニューアルした、ひめゆり平和祈念資料館の展示イラストなどを手がける。