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2016.04.10

「隔離の百年」:第1回シンポジウムのご案内
※イベントは終了いたしました

テーマ「隔離の記憶を掘る ~全生病院「患者地区」を囲んだ「堀・土塁(ほり・どるい)」~

1909年に開設された全生病院には、「患者地区」を取り囲む大規模な「堀・土塁」が築かれていました。 その理由は、全生病院創立時に医長として赴任、まもなく院長となった光田健輔(みつだけんすけ)によって、(1)患者の逃亡を防ぐため、(2)非伝染地区と伝染地区を厳重に分けるため、(3)外部からの襲撃に備えるため、と、後に説明されています。療養所の「内」と「外」を分け隔てる境界に、なぜそのような大規模な「要害(ようがい)」がつくられなければならなかったのでしょうか。
ハンセン病資料館では、当時の貴重な写真や地図資料、証言記録を紹介しながら、療養所設立百年の節目の年に、改めて皆様と一緒に考えてみたいと思います。

 

開催概要

【日時】
2009(平成21)年9月27日(日) 13時30分 から 16時30分 ※入場無料

【会場】
国立ハンセン病資料館 映像ホール

【挨拶】
成田 稔(本館館長)

【問題提起・報告】
黒尾 和久(本館学芸課長)

【シンポジウム】
司会:稲葉上道(本館学芸員)/会場の皆様
入場無料。先着150人まで。事前申込み不要です。

 

土塁を崩し、堀を埋める患者作業風景
(白衣の人物は作業を監視する病院職員)
患者による開墾作業風景