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2021.11.27

【開催報告】オンラインミュージアムトーク2021(第10回オンライン開催)

隔離のなかの食

講師 西浦直子 (にしうら なおこ 国立ハンセン病資料館学芸員)

隔離政策下の療養所では、食材の生産や配食は患者作業によって行われていました。一方で、食は生命維持と回復の手立てとしてだけでなく、味覚や嗅覚が侵されることの少ないハンセン病患者・回復者にとって数少ない、切実な悦びでもありました。
この回では、食をめぐるしくみの変遷や、食を通して垣間見える患者・回復者の思いについて、館蔵資料などを通してお伝えします。

開催概要

  • 2021年12月18日(土)14:00~15:30(予定)zoom配信
  • 事前申し込み制 : 定員100人(申込先着順)
  • 参加申し込み受付期間 : 2021年11月27日(土)のトーク終了時~ 12月18日(土)12:00まで(定員に達し次第締め切ります)
  • 当日の受付開始時間 : 13:45

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ミュージアムトーク2021-2022の告知PDFはこちら

 

隔離のなかの食 開催報告

講師:西浦直子(にしうら なおこ 国立ハンセン病資料館学芸員)

2021年最後のオンラインミュージアムトークは隔離政策が始まった時代から現在にいたるハンセン療養所内の食の変遷についてお話しました。食は医療と暮らしに不可欠のファクターとして、ハンセン病療養所における抑圧を示す一側面として、生きる悦び、人と人とのつながりを示すものとして位置づけられます。
本レクチャーでは写真資料、献立や食事にまつわる道具を紹介し、患者作業によって担われてきた食の生産、調理、配食という仕組みがどのように移り変わったかを、また随筆や短歌等から垣間見える、生きること、生活することの根幹にある営みに込めた患者・回復者の思いを辿りました。
参加者からは多くの質問とご感想をいただきました。追って当館YouTubeチャンネルからアーカイブ動画をご用意いたします。
アンケートでいただいたご意見等を活かし、今後もハンセン病問題についてさまざまな切り口からトークをお届けして参ります。

アンケートより

  • 〈食べること=生きること〉をめぐる人間としての楽しみや期待、身体的・年齢的な困難さと工夫、社会的隔離や集団生活ゆえの困難さが、入所者の作品や写真の丁寧な読み取りから伝わってきました。
  • 「食」というとても身近なテーマでのトーク、非常に興味深く拝見・拝聴いたしました。療養所ではどういう食生活だったのかが、写真などもたくさん使ってお話してくれそう、という、とても単純な興味から申し込みましたが、食は「どのように生きるか」「その人がその人であるということ」という、人として根っこの部分に繋がるのだというお話に、なるほどと思いました。
  • 生きることの多様性が誰もに対して、端的に表れるという観点は、とてもおもしろいなと思いました。
  • 夏休みのこどものワークショップでお世話になったものです。 今回は「食」がテーマであったので、とても関心があり参加しました。 西浦さんの丁寧でわかりやすい解説で、特に知識がない私達にも良くわかり知識を得ることができました。 講座の中で例示された文章を西浦さんが読んでいただき、とても分かりやすかったです。 そしてその場にいるかのように、情景が浮かんでくる解説がとてもよかったです。

…ほか多数のご回答をいただいております。ありがとうございました。

開催の様子

 

お問い合わせ

国立ハンセン病資料館 ミュージアムトーク担当 mt@hansen-dis.jp

※休館日およびイベント当日12時以降はご対応できません。事前にお問い合わせください。

当日の記録をYouTubeでご覧いただけます。