イベント詳細
2009.12.20
2009年度企画展のご案内
「隔離の百年」
当館では、公立療養所が設立されて100年という節目の年を迎え、 まず療養所のあゆみを写真でたどるプレ企画展「公立療養所写真パネル展」を、 続いて本企画展「隔離の百年 ―公立癩療養所の誕生―」展を5ヵ月に渡り開催します。 また付帯事業として、なぜ開所当初の療養所に堀や土塁が必要だったのかを、 |
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- プレ企画展「公立療養所写真パネル展」
期日 2009年4月14日(火)~6月28日(日) - 本企画展「隔離の百年 ―公立癩療養所の誕生―」
期日 2009年7月25日(土)~12月20日(日)
こちらから企画展のちらしをダウンロードできます。(PDF:746KB)
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付帯事業のお知らせ
「隔離の百年」:第1回シンポジウム
テーマ「隔離の記憶を掘る ~全生病院「患者地区」を囲んだ「堀・土塁(ほり・どるい)」~
1909年に開設された全生病院には、「患者地区」を取り囲む大規模な「堀・土塁」が築かれていました。
その理由は、全生病院創立時に医長として赴任、まもなく院長となった光田健輔(みつだけんすけ)によって、(1)患者の逃亡を防ぐため、(2)非伝染地区と伝染地区を厳重に分けるため、(3)外部からの襲撃に備えるため、と、後に説明されています。
療養所の「内」と「外」を分け隔てる境界に、なぜそのような大規模な「要害(ようがい)」がつくられなければならなかったのでしょうか。
ハンセン病資料館では、当時の貴重な写真や地図資料、証言記録を紹介しながら、療養所設立百年の節目の年に、改めて皆様と一緒に考えてみたいと思います。
- 日 時 2009(平成21)年9月27日(日)13:30~16:30
- 会 場 本館映像ホール
- 挨 拶 成田 稔(本館館長)
- 問題提起・報告 黒尾和久(本館学芸課長)
- シンポジウム 司会:稲葉上道(本館学芸員)/会場の皆様
入場無料。先着150人まで。事前申込み不要です。
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土塁を崩し、堀を埋める患者作業風景 (白衣の人物は作業を監視する病院職員) |
患者による開墾作業風景 |