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2022.06.01

ミュージアムトーク2022/企画展「生活のデザイン」関連企画
<トークセッション「生活のデザイン」をめぐって>(第3回 オンライン開催)

企画展「生活のデザイン」関連企画 <トークセッション 「生活のデザイン」をめぐって>

講師 西浦直子 (国立ハンセン病資料館学芸員)
   吉國元  (国立ハンセン病資料館学芸員)

国立ハンセン病資料館では、今年度も連続セミナー「オンラインミュージアムトーク」を開催します。第3回は国立ハンセン病資料館にて開催中の企画展「生活のデザイン ハンセン病療養所における自助具、義肢、補装具とその使い手たち」(会期:2022年 3月12日(土)― 8月31日(水))に関連し、当館としては初めてのナイトミュージアム形式の展示解説となります。展示制作の過程で印象に残った様々なエピソードを、担当学芸員2名による対談形式でお伝えします。是非ご参加ください。

 

開催概要

  • 2022年6月17日(金)19:00~20:30 zoom配信
  • 事前申し込み制 : 定員100人(申込先着順)
  • 参加申し込み受付期間 : 2022年5月1日(日)9:00~ 6月16日(木)17:00まで(定員に達し次第締め切ります)
  • 当日の受付開始時間 : 18:45

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企画展「生活のデザイン」関連企画 <トークセッション 「生活のデザイン」をめぐって> 開催報告

講師 西浦直子、 吉國元  (国立ハンセン病資料館学芸員)

 当館初のナイトミュージアム形式でのトークセッション<「生活のデザイン」をめぐって>は、事前予約満席で開催することが出来ました。 本イベントでは企画展「生活のデザイン」の成り立ちと概要について説明し、続けて事前収録の映像を通じて、療養所における患者作業と障害、道具の関わりのあらまし、義足、補装靴、補装具などを集めた「歩くための道具」と、ピンセット、ボタン掛け、自助具付きのスプーンやフォークなどを紹介する「手で使う道具」について解説しました。
トークセッションを挟み、後半も同じく映像で、娯楽と「その人らしさ」を実現する「それぞれの人の道具」、及び3つのトピックについての解説となりました。
2つのパートからなるトークセッションの前半では、展示表現のポイントや、知覚麻痺はどう捉えうるかという問いかけ、生活と医療のせめぎ合いがいかに回復者にとって深刻だったのかをお話しました。
後半は医療側が主体となる「パターナリズム」とそれへのもの言わぬ抵抗としての道具と文学の意義、さらに展示における工夫や、回復者のお話を聞く機会が減少する中でいかに資料から人を見せていくか、という課題についての対話になりました。
解説・トークセッションに合わせて、質疑応答とアフタートークを加えたアーカイブ版も準備しております。当館のYouTubeチャンネルにて公開しますので、そちらも是非ご覧ください。

アンケートより

  • ものから入所者の生を紡ぎ出す。素敵な試みだと思いました。
  • 身体を怪我から守るためのさまざまな工夫から、必要に迫られたことを超えた強い意志のようなものを感じました。短歌や文学、義足、自助具などに、ひとりひとりが生きた、また「こんなふうに生きたかった」思いがあり、私たちはそれを想像し、考えていきたいです。
  • 展覧会を手掛けられる上でお二人がこだわった点なども聴けて、展覧会の部分と全体がよく分かり、とても実りのある時間でした。ありがとうございました。
  • 足裏の傷のため包帯をしたまま入浴している写真と「足からお風呂に入ること誇らし」という内容の短歌を合わせて説明してくださったので、患者の方々の心と身体にどのような苦しさがあったのか、そして、その中で「小さき自由」を得ることの喜びが、より鮮明にこちらに伝わってきました。
  • 初めての夜開催で、携わっていた学芸員さんのトークで繰り広げられる手法は楽しかったです。「説明」「解説」だけではない、やりとりによって見えてくる内容に、展示をする際のご苦労や工夫が垣間見られました。補助具や装具がいかに入所者の方々の生活を支えているか、そしてそれにより世界が広がり喜びにも通じている事は、こうした企画があってこそで、学ばせていただいたと思いました。
  • 海外から視聴させていただきました。日本に帰国が難しい時期にこのような機会をいただきありがとうございました。 私も義肢装具士です。貴重な義足や装具など拝見でき、色々なことに思いをはせました。私たち義肢装具士は、常に患者様や使用者の方々の状況や想いを汲み取り、モノに反映させ製作にあたらなければならないと、当たり前のことですが、改めてその原点を思い返し考え直す機会となりました。
  • 本日解説をお伺いし、人権を奪われ、自分たちで自分の人権を勝ち取る歴史の延長線上にあるということを忘れてはいけないということと、「わたし」であることをいろんな形で表出することへの誠実さをあらためて感じました。

…ほか多数のご回答をいただいております。ありがとうございました。

開催の様子

 

<お問い合わせ>

国立ハンセン病資料館 ミュージアムトーク担当 mt@nhdm.jp