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2020.11.25

【開催報告】ミュージアムトーク2020 (第5回 オンライン開催)

ゲートボール熱中時代

講師 大髙俊一郎(おおたか しゅんいちろう 当館学芸員)

 

開催概要

  • 2020年11月21日(土)14:00~15:30(予定)zoom配信
  • 事前申し込み制:定員100人(申込先着順)

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ゲートボール熱中時代 開催報告

講師 大髙俊一郎(おおたか しゅんいちろう 当館学芸員)

 1980年代から療養所で盛んになったゲートボールの活動について、歴史と意義を考察しました。差別と向き合いながら、ゲートボールを楽しみ、強くなろうと練習に打ち込む様子や、作戦を武器に全国大会優勝までのぼりつめたプレーヤーたち、療養所と地域との懸け橋となった人物も紹介されました。野球のような療養所内での交流試合だけでなく、地域で一般の試合に参加することで広がりのある交流を実現した事例から、地域との交流のあり方を考える内容は大変興味深いです。
講演の様子は当館公式YouTubeチャンネルに掲載しますので、アーカイブ限定の講師からの一言も含めてどうぞご覧ください。
アンケート等でいただいたご感想等を活かしつつ、今後もハンセン病問題についてさまざまなテーマでミュージアムトークをお届けしてまいります。

アンケートより

  • ハンセン病について全く知らなかったが、身近であるゲートボールと交えて説明を聞いたことで差別やそこから周りとの打ち解けなどを理解しやすかった。
  • 入所者の方々がゲートボールに傾けた情熱、しっかりと伝わりました。現在コロナ禍ですが、トップアスリートを見習い「それぞれ工夫をしながら努力を重ね」生活していきたいです。ありがとうございました。
  • 以前、入所者の方々がゲートボールをするのを見たことがありました。あのゲートボールの姿に様々な想いがあったのかもしれないと思うと、もう少しお話を聞いておきたかったと思っています。スポーツを通してハンセン病を見るという視点はとても新鮮ですね。
  • 確かにハンディキャップがある方々と、そうでない者達が同じの試合の中で競技しあうスポーツは、なかなか思い浮かばないです。それと差別の根深さをやはり感じさせられました。そして今オリンピック、パラリンピックの開催に対して複雑な思いをしていますが、スポーツが人に与える大きな張り合いや意味を改めて考えさせていただきました。有り難うございました。
  • 療養所でゲートボールが盛んに行われていたこと、さらに全国大会を制すほどの強豪チームがあったことなど、初めて知ることがたくさんあり、とても興味深いお話でした。どんな人でも普遍的に心が動かされるスポーツだからこそ、療養所外の社会とつなぐ役割や、ハンセン病問題の啓発の役割を担えたのかなと感じました。
  • 療養所内での活動としては、これまでは文芸方面しか知らなかったため、とても興味深くお話を伺うことができました。ハンディキャップなくとも、全国大会優勝などそうそうできるものではありませんね !! 文芸よりは出し手・受け手とも裾野が広そうで、近隣の方々との幅広い交流という意味では効果的だったのかもと思います。当時は仕方なかったのかもしれませんが、国からの誤ったメッセージを信じて、社会参加の機会を(一部の方にとっては永久に)奪ってしまったことを、同じ国に暮らす者として反省しなければいけないと感じました。その一方で、偏見を取り除くべく尽力なさった方もいらっしゃったことには救われましたが、当事者にならないと自分の思いを表明する機会はなかなかないですが、誤りは次の世代に伝えていかないと、と感じました。

…ほか多数のご回答をいただいております。ありがとうございました。

開催の様子


当日の記録をYouTubeでご覧いただけます。URLはこちら(https://youtu.be/ZXHuGwkxwm8