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2014.09.07

「ダミアン神父の生涯」~ハンセン病患者と共に生き、死んだ司祭~
※イベントは終了いたしました

西田正・一人芝居 花島宣人・演出
「ダミアン神父の生涯」 ~ハンセン病患者と共に生き、死んだ司祭~

ダミアン神父の生涯ポスター

ハワイのモロカイ島に流された悲惨なハンセン病患者の救いのために、単身島に渡り、命を捧げたひとりの神父。その墓標には「友のために命を捨てるより大きな愛はない」という言葉が刻まれている。その愛は、現代に生きるわたしたちに生きることの意味を投げかけ、そして教えてくれる。

閉演後(15時)も館内の展示をご覧ください。皆様のご来館をお待ちしています。

 

ダミアン神父(Father Damien、1840年1月3日 – 1889年4月15日
ベルギー出身の宣教師。『ダミアン』は修道名であり、本名はヨゼフ・デ・ブーステル(Joseph de Veuster)。アメリカ合衆国ハワイ州モロカイ島において、当時、誰も顧みなかったハンセン病患者たちのケアに生涯を捧げ、自らもハンセン病で命を落とした。

 

開催概要

【日時】
2014年9月6日(土)13時30分 から 15時(13時 開場)

【会場】
当館 映像ホール

【定員】
150人 予約不要・先着順・入場無料

 

演者/西田 正(にしだ ただし)

1942(昭和17)年埼玉県岩槻に生まれる。父は人形師。おばあさんが、「正、東京が燃えているよ」と言って、縁側から南の空を指差した。空が真っ赤に染まっていた。それが戦争の記憶です。家の前が映画館で、毎日のように映画を見に行っていた。小学生のころは映画俳優になろうと思い、中学になってから、俳優を動かすシナリオライターになりたいと思い、日大芸術学部の映画学科を目指した。無事大学に入り、東京に下宿し、新国劇の「赤ひげ」を観劇した。三階席でぼろぼろ涙を流し、激しく感動し、こんなに俺を感動させるものがこの世にあったのかと、映画から演劇に方向転換をした。しかし、時代は激動期で70年安保の学生運動でやがて大学は閉鎖され、ベトナム反戦のデモの中で機動隊に催涙弾を投げられ、棍棒で殴られ、意識を失った。やがて挫折、自信を失い、対人恐怖症になった。新宿で酒に逃れる毎日。そんな中で一冊の書物に出会い、嫌いだった宗教、特に一番嫌いだったキリスト教を求道し始め、ついに歌舞伎町の小さな教会で洗礼を受ける。「あなたのしてもらいたいことをあなたの隣の人にしなさい」というイエスキリストの言葉に従い、一番好きな演劇を通し、人々に福音を伝えるのが自分のこの世に生まれた理由だと知り、自分の使命と心得、キリスト伝道劇団新宿新生館を造る。以来40年間で200回以上の公演を続けてきました。その間勉強のため、プロの劇団テアトロ海に入団。演出家の松浦竹夫氏に師事。テレビは藤田まことの「はぐれ刑事」シリーズや映画では「ゴジラ」などに出演。舞台は「十二人の怒れる男」「墓場なき死者」「天国への遠征」など数えきれません。現在は三浦綾子さんの「氷点」「塩狩峠」の台本を書き演出しています。「ダミアン神父の生涯」はこの15年間毎月公演し、演じ続けています。
ダミアン神父はハワイ・モロカイ島に隔離されたハンセン病患者たちのことを、命を捨てるほど愛されました。私は演じるたびに彼から生き方を学びます。神から与えられた恵まれた日々です。

こちらから公演会のチラシをダウンロードできます。(PDF:348KB)