イベント詳細
2017.03.16
施設貸出イベント | 2017年4月12日(水)
3月29日、本企画の主役でありました平沢保治さんが体調不良のため入院されました。今は体調も徐々に回復され、とても安堵しています。
本番はやはりご無理とのこと。しかし「今回のイベントに参加できないこと大変申し訳ない」とおっしゃられているというお話を資料館の方から伺いました。こちらのことはどうぞ気になさらず、ゆっくり静養していただきたいとお伝えしました。
また平沢さんのピンチヒッターとして、ハンセン病資料館の社会啓発課長、儀同政一先生が「ハンセン病と人権~ハンセン病問題から学ぶこと~」という演題で1時間講演してくださることになりました。平沢さんの講演を楽しみにしてくださっていた方々には申し訳ありませんが、実行委員一同、その穴を埋めるべく気を引き締めてこのイベントに臨みたいと思います!
施設貸出によるイベント開催情報
イベント名称 ~ 集団の価値を、個人よりも優先する世の中で、真っ先に、いなかったことにされていく命があります。
そうした世の中では、誰もが「明日は我が身」と不安を抱えながらも、それを認めようとはせず、集団の価値をみずからと同一化させ、より弱い人々をいじめることにやっきになります。
その矛盾した状況から起こったこととしか思えない事件が起こりました。昨年7月の「津久井やまゆり園」での大量殺人事件です。「社会に役立たないものは殺してもいい」という容疑者の言葉は、まさに排除を具現化したものでした。
今、我が国の近代史に一つの汚点として残るであろうハンセン病患者隔離の歴史、そしてその変革を求める運動の歴史を振り返ることは、排除された命の声に、静かに耳を傾けることであり、それは同時に、あなたの中にある不安にも耳を傾ける作業になることでしょう。ハンセン病運動に学びつつ、弱い私たちがそれでも尊厳を持って生きていける世の中に向けて、いったい何ができるのかを、ご一緒に考えることができたらと思います。

概要
- 主 催 平沢保治さん講演会実行委員会
- 会 期 平成29年4月12日(水)12時スタート(開場11時30分)
- 場 所 国立ハンセン病資料館 映像ホール
- 入 場 無料
スケジュール
※司会:高山正樹
11:30 開場
12:00 趣旨説明(上田要&熊谷晋一郎)
12:20 「沖縄愛楽園から伝えたいこと」書き起こし字幕付き上映
13:00 平沢保治さんの講演 ”いのち、生きる歓び”
儀同政一先生の講演
”ハンセン病と人権~ハンセン病問題から学ぶこと~”
14:00 上田要&熊谷晋一郎トーク「相模原事件が問うもの」
続けてお客様を交えてのフリートーク
※以上、手話通訳・要約筆記あり
※15:30~雨ではなく花も散っていなければ お花見
※要約筆記をご希望の方はご相談下さい。
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平沢保治さんのプロフィール※平沢保治さんは登壇されなくなりました。 1927年3月17日茨城県に生まれる。 |
【著書】 『人生に絶望はない』(かもがわ出版) 『世界ハンセン病紀行』(同) 『母ちゃん、ありがとう』(同) 『ぼくのおじさんはハンセン病』(共著、全障研茨城支部) 『苦しみは歓びをつくる』平沢保治対話集(かもがわ出版) |
《話題提供者の御紹介》 | |
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上田要(うえだ もとむ) 1948年8月4日広島県江田島市で生まれる。生後1週後高熱を発し以後現在まで脳性麻痺者となる。 |
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熊谷晋一郎(くまがや しんいちろう) 山口県新南陽市生まれ。新生児仮死の後遺症で脳性麻痺になり、車椅子から離れられない生活を送っている。 |
連絡先・お問い合わせ先
TEL:03-3489-2246(M.A.P.内 担当:たかやま)
FAX:03-3489-2279
Mail:mpro@mbh.nifty.com
その他
予約・会費不要です。どなたでもご参加ください。
開催情報のURL
http://mapafter5.blog.fc2.com/blog-entry-4541.html
掲載内容は主催者より提供頂いた情報に基づいております。