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2019.07.27

2019年「ハンセン病と人権」夏期セミナーのご案内

  • 日 時  2019年7月26日(金)10:00~16:15(9:30より受付開始)
  • 場 所  国立ハンセン病資料館(1F映像ホール、2F展示室など)
  • 対 象  主として教員、人権担当者(※一般の方も受け付けています)
  • 定 員  50名(お申し込み順、下記ホームページからお申し込みください)
  • 参加費  無料
         (※資料館周辺に食事の施設はありません。昼食は、各自でご用意いただき、館内でおとりいただくことをおすすめいたします。
          近隣にコンビニと多磨全生園内にレストラン「なごみ」があります。)
  • 主 催  国立ハンセン病資料館(駐車場あります) 〒189-0002 東京都東村山市青葉町4-1-13
  • お申込み 定員に達しましたのでお申し込みを締め切らせていただきました。
         (※7月25日(木)は夏期セミナーにお申し込みいただいた方向けのオプションで13時半から15時まで多磨全生園見学ツアーを行います。)
  • 連絡先  国立ハンセン病資料館事業部社会啓発課(大高おおたかきん
         TEL:042-396-2909 FAX:042-396-2981

 

当日(2019年7月26日(金))のスケジュール
  • 10:00~10:15 1F 映像ホール  開校式、挨拶、オリエンテーション
  • 10:15~10:30 1F 映像ホール  DVD上映「ハンセン病を知っていますか」
  • 10:30~11:30 1F 映像ホール  「ハンセン病問題から学ぶこと」大高俊一郎(当館社会啓発課課長)
  • 11:30~13:00 1F 研修室他   昼食休憩
  • 13:00~14:10 1F 映像ホール  「ハンセン病と人権」平澤保治(当館運営委員)※語り部の体調等により、DVD上映に代えさせていただくことがありますのでご了承ください。
  • 14:30~16:00 2F 展示室    資料館見学
  • 16:00~16:15 1F 映像ホール  閉校式、修了証書授与

※7月25日(木)は夏期セミナーにお申し込みいただいた方向けのオプションで13時半から15時まで多磨全生園見学ツアーを行います。

 

開催報告

2019年「ハンセン病と人権」夏期セミナーは、7月25日(木)、26日(金)に開催しました。

 「ハンセン病と人権」夏期セミナーは、当初(2015年)学校現場の先生方を対象にスタートしました。その後、一般の皆様からもこのようなセミナーに参加したいというお声をいただき、2回目以降は一般の皆様にもご参加いただきまして、今年で5年目を迎えることができました。今回も暑いなか日本全国から大勢の皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。

 夏期セミナーでは、「開校式」、「ご挨拶」、「オリエンテーション」、DVD上映「ハンセン病を知っていますか」(そもそもハンセン病とはどのような病気なのか、ハンセン病問題を総合的かつ体系的に学び、授業などにも生かせるようなDVDを上映しました)、講義「ハンセン病問題から学ぶこと」(1.日本のハンセン病の歴史(江戸時代まで)⇒2.日本のハンセン病の歴史(明治から平成まで)⇒3.展示見学のポイント⇒4.人権の大切さ、差別の残酷さ~ハンセン病問題の教訓~)⇒まとめの順に講義を行いました)、平澤保治さんのお話「ハンセン病と人権(人生に絶望はない-ハンセン病とともに70余年-)」(当事者として入所当時の思いからはじまり、2020年東京オリンピック・パラリンピックで多磨全生園がオリンピック聖火リレーのセレブレーション会場になったことにも触れるなど講演を行いました)、「資料館見学」、「閉校式」、「修了証書授与」の順にプログラムを実施しました。また昨年度までのアンケートのなかで多磨全生園内の見学をしたいというお声をいただきましたので、7月25日(木)に多磨全生園の見学ツアーも開催させていただきました。

お客様からいただきましたご意見やご感想を紹介させていただきます。

 

  • ありがとうございます。毎回、命や人権に対する誠実で覚悟をもった姿勢に深い示唆をいただいています。
  • ハンセン病理解のため自分にできることを考え行動してきたいと励まされました。友人、知人に関心を持っている方が何人かいるため今日の講演を紹介し何度か足を運びたいです。今も残る差別、法改正への反対など平澤さんでないと聞けない話をありがとうございました。
  • ハンセン病問題について理解を深め、今後どのように自分が関わっていくか希望を見出せるセミナーでした。
  • 人権についてよく学ぶことができた。
  • 今回のセミナーを通し、ハンセン病についての理解を深める事ができました。若い時、らい予防法は患者さんの為の法律だと思い込んでいたのですが、この法律の為に患者さん達が苦しんでいた事が今わかり、らい予防法が廃止され本当に良かったと思います。孫がもう少し大きくなったら一緒に資料館に来たいと思います。
  • 大変勉強になりました。ハンセン病について学ぶつもりで来ましたが、ハンセン病のみの問題にとどまらず、偏見や差別といった社会の問題について考えるきっかけとなりました。ありがとうございました。
  • 非常にわかりやすく、入所者さんの作品や考え方が本当に素晴らしくてハンセン病についてよく知ることができました。忘れかけていた人間の本質のようなものを思い出させていただきありがとうございました。ぜひ私たち世代の若者や子供たちにもっと伝えていっていただきたいと思います。

 

今後も、多くの方にご参加いただける企画を考えていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。皆様のご参加をお待ちしております。

国立ハンセン病資料館

 

7月25日(木)
多磨全生園見学ツアー
開校式、ご挨拶
金貴粉(司会・当館主任学芸員)
DVD上映
「ハンセン病を知っていますか」
「ハンセン病問題から学ぶこと」
大高俊一郎(当館社会啓発課課長)
「ハンセン病と人権(人生に絶望はない-ハンセン病とともに70余年-)」
平澤保治(当館運営委員)
資料館見学の様子
閉校式、修了証書授与