イベント詳細
2013.07.15
開館20周年記念事業のご案内
※終了いたしました
おかげさまで国立ハンセン病資料館は、高松宮記念ハンセン病資料館として1993(平成5)年6月25日に開館して以来、今年で20年を迎えることができました。今後さらに活動を充実させ、ハンセン病問題の解決に努めて参ります。
多くのみなさまのお越しをお待ちしております。
こちらから開館20周年のちらしをダウンロードできます。(PDF:1,649KB)
※PDFファイルをご覧になるには、Adobe Reader(無料)が必要です。
こちらからダウンロードしてご利用ください。
記念事業のご案内
開館20周年記念式典
6月25日(火)、当館映像ホールにて1993年の開館の日に合わせ「開館20周年記念式典」が開催されました。
当日は突然の大雨にもかかわらず、関係者総勢76名にご参集いただき盛大な式典が行われました。(写真:式典会場での成田稔館長の挨拶)
大谷藤郎初代館長胸像除幕式
20周年記念式典に引き続き「大谷藤郎初代館長胸像除幕式」が当館ロビーにて開催されました。
この胸像は、ハンセン病政策における大谷初代館長の功績を称えるために澄川喜一氏(元東京芸大学長)によって制作され当館が多磨全生園入所者自治会から借り受けロビーにて展示することになったものです。
【大谷藤郎初代館長略歴】
1924年滋賀県に生まれる。戦時下京都大学皮膚科特別研究室小笠原登助教授のもとで、ボランティアとしてハンセン病患者にかかわる。1952年京都大学医学部卒、1959年厚生省入省、1981年医務局長、1983年退官、1988年財団法人藤楓協会(現社会福祉法人ふれあい福祉協会)理事長。1992年財団法人藤楓協会40周年事業として、高松宮記念ハンセン病資料館設立に尽力、1993年開館、初代館長となる。1994年「らい予防法」廃止と新法制定を求めるいわゆる「大谷見解」を発表、1996年「らい予防法の廃止に関する法律」制定の契機となる。
誤ったハンセン病隔離政策と苦難の歴史を後世に伝えるとともに、偏見・差別の解消と患者・回復者の社会における共存に尽くす。1993年レオン・ベルナール賞、2007年東京弁護士会人権賞受賞。同年、当館名誉館長となる。2010年逝去(享年86歳)。
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式典会場での成田稔館長の挨拶 |
大谷藤郎初代館長胸像除幕式の様子 |
記念展
会期 6月25日(火)~7月28日(日) 当館ギャラリー
内容 20年間の活動を写真パネルなどでふりかえる
一連の20周年記念事業開催期間中(6/25~7/28)当館ギャラリーで記念展を開催いたしました。「存在意義を継ぐために知る、活動の記録」として1992年の設立準備段階から今日までの活動を、写真50点と発行物や文書などでふりかえりました。
講演会
テーマ 「ハンセン病の患者に生涯を捧げた神谷美恵子医師の生き方」
講師 日野原重明氏
会期 6月27日(木)13:30~14:30 多磨全生園コミュニティセンター(〒189-0002 東京都東村山市青葉町 4-1-1)
開場 13:00 ※お早めにいらっしゃっても会場に入ることが出来ません。開場時間にあわせてご来場下さい。
開演 13:30 ※14:30 終了予定
入場無料、定員先着400名様、予約不要、当日直接お越しください。
交通案内(バス) a.西武池袋線 清瀬駅南口から 西武バス 久米川駅行き・所沢駅行きで約12分(「全生園前」下車)、徒歩10分 b.西武新宿線 久米川駅北口から 西武バス 清瀬駅南口行きで約18分(「全生園前」下車)、徒歩10分 c.JR武蔵野線 新秋津駅から 西武バス久米川駅行き約10分(「全生園前」下車)、徒歩10分 駐車場はございません。 ※公共交通機関をご利用ください。 |
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聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生をお招きして20年記念講演会が開催されました。「ハンセン病の患者に生涯を捧げた神谷美恵子医師の生き方」と題された日野原先生によるスピーチは101歳とは思えないほど力強く、約300人がつめかけた会場は驚きと感動につつまれました。
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記念展の様子 |
講演会の様子 |
座談会
会期 11月9日(土)13:30~15:00 当館映像ホール
登壇予定者 大竹章、佐川修、成田稔、平沢保治、山下道輔(敬称略。50音順)
テーマ 「資料館の設立、活動、これからへの期待を語る」
ビデオ上映会
会期 7月7日(日)、14日(日) 当館映像ホール
開館当時、全国の療養所が自らを紹介するために制作し、当館へ提供して下さったビデオを上映しました。
