イベント詳細
2015.08.01
2015年度ギャラリー展のご案内
※イベントは終了いたしました
北條民雄生誕100年絵本「すみれ」刊行記念 原画展
国立ハンセン病資料館は、北條民雄の童話『すみれ』を原作として、今年3月に絵本『すみれ』を刊行しました。 北條民雄の名を不朽のものにしたのは、 こうしたメッセージを、童話『すみれ』からも読み取ることができます。 |
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現在は薬によって治る病気となったハンセン病は、『いのちの初夜』の時代にはほぼ不治の病でした。そして病気に限らず、いつの時代でも絶望や苦痛は人びとを打ちのめします。子どもたちがいずれ困難にぶつかったとき、絵本『すみれ』が大きな励ましになることを願ってやみません。 |
- 作者紹介 -
文・北條民雄(1914-1937)
徳島県出身。本名
絵・山崎克己(1954- )
東京都出身。彫刻刀で紙を彫る紙刻繪で作品を発表している。漫画集『餃子読本』(思潮社)で日本漫画協会優秀賞(1986年度)を受賞。絵本に『エイサー!ハーリー』(フレーベル館)、『よりみちせんべい』(農文協)、『おにぎりゆうしゃ』(イースト・プレス)、『やまびこポスト』『うどんドンドコ』『ふろしきでんしゃ』(BL出版)、『せかいいちたかいすべりだい』(文 加藤志異・大日本図書)など。
童話『すみれ』のあらすじ
音吉じいさんは人里離れた山の中に一人で住んでいました。妻に先立たれ、息子とも離れて暮らしていたため、寂しさに耐えられず町へ引っ越す決心をしました。そんな時、庭の片隅に咲く小さなすみれを見つけます。その美しくも寂しげな様子が気になった音吉じいさんは、出発を延ばして世話をするうちに、すみれと心が通うようになっていきます。すみれの境遇に同情する音吉じいさんに、すみれは自分が幸福な理由を語るのでした。
開催概要
- 開催日時 2019年9月10日(火)から9月29日(日)
- 会場 国立ハンセン病資料館 1階ギャラリー
- 開館時間 9時30分から16時30分(入館は16時00分まで)
北條民雄生誕100年絵本「すみれ」刊行記念原画展
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