イベント詳細
2024.04.15
国立ハンセン病資料館 2024年企画展
絵ごころでつながる - 多磨全生園絵画の100年
今からおよそ100年前の1923年10月31日、第一区府県立全生病院(現・多磨全生園)の礼拝堂で「第壱回絵画会」が開幕しました。この絵画会は、同院の入所者が描いた絵画を展示した初の催しとなりました。その後、戦時中に結成された絵画サークルの活動が戦後に本格化し、近年は集団から個人での作品作りへと変化し活動が継続されてきました。ハンセン病患者・回復者に対する強制隔離という苦難のなかの絵画活動は、描き手同士と、描き手と職員をもつなぎ、やがて描き手と社会をつなぐものになっていきました。
本展は、絵画会を起点とする多磨全生園の絵画活動100年の歩みを一望し、初公開のものを含む多くの絵画作品を関連資料とともに紹介します。
上段左から
・絵を持つ「絵の会」会員、新憲法公布記念の書画展開催にあたって(1946年11月撮影)
・氷上恵介による表紙カット『山桜』(1950年2月)
・村瀬哲朗による表紙カット『多磨』(1956年9月)
・中学生による木版画《洗濯場》(木版、1963年頃)
下段左から
・望月章《湖に映る雪山》(色紙に水彩、制作年不詳)
・国吉信《桜》(キャンバスに油彩、制作年不詳)
・鈴村洋子《無題》(Tシャツにサインペン等、制作年不詳)
※会期中に一部展示替えを行います。
すべて国立ハンセン病資料館蔵
▽開催概要
【会期】
2024年3月2日(土)から 9月1日(日)
※ご来館の際は最新情報を本サイトでご確認ください。
【会場】
国立ハンセン病資料館 企画展示室
【休館日】
月曜および「国民の祝日」の翌日(月曜が祝日の場合は開館)
入館無料
▽イベント情報
※お申込受付中(各定員100名)
朗読会 ※イベントは終了しました
「描き手の言葉を読む」
イベント情報はこちら
講演会
「世の途中から隠され、再び現れてきたこと -義足と絵画」
こちらより申込受付中です
トークイベント
「100年の絵画史を展示すること」
こちらより申込受付中です
▽開連の催し
絵画展
「いのちの森を描く」カイズケン絵画展
絵画展の概要はこちら
絵画教室 ※イベントは終了しました
「多磨全生園を描こう-あおぞら絵画教室」①
絵画教室 ※イベントは終了しました
「多磨全生園を描こう-あおぞら絵画教室」②
絵画教室成果発表展
「多磨全生園を描こう-あおぞら絵画教室」
ワークショップ
「多磨全生園の昔を描きおこす」
ワークショップ成果発表展
「多磨全生園の昔を描きおこす」
ミュージアムトーク [ハイブリッド開催]
「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」
展示解説
「担当学芸員によるギャラリートーク」
各回 14時から14時40分
※上記の内容は予告なく変更する場合があります。詳しくは本サイトでご確認ください。
フライヤーのダウンロードはこちらから
≪お問い合わせ先≫
国立ハンセン病資料館
〒189-0002
東京都東村山市青葉町4-1-13
TEL:042-396-2909 FAX:042-396-2981