重監房資料館レンタルDVD

重監房資料館では、ハンセン病問題を正しく理解していただくために、団体見学にあたっての事前学習や学校教育の副教材としてご活用いただける各種啓発DVD(3種類)の貸し出しを行っております。

1,「重監房資料館への道」

ハンセン病問題や特別病室(重監房)に関する簡単な説明と重監房資料館の紹介をしています。
(上映時間12分)

2,「遺族ふたり」(二部作)
1)学芸員レポート1 「知られてはならない秘密 ~患者の子と呼ばれて~」

両親がハンセン病だったため、幼い頃に親元から引き離されて育った女性の苦悩と葛藤の半生にスポットを当てたドキュメンタリーです。
(上映時間37分)

2)学芸員レポート2 「仙太郎おじさん! 貴方は確かにそこにいた ~展示資料に親族を見つけて~」

資料館の展示見学で偶然自分の家系にハンセン病患者だった親族の存在を示す記録を見つけた男性が、各地のハンセン病療養所を訪ね歩き、ついに遺骨を発見して郷里に埋葬するまでの経緯を描いています。
(上映時間43分)

3,「遺族ふたり:『仙太郎おじさん!(増補版)』と『無癩県運動の実態』」(二部作)
1)学芸員レポート2.5 「仙太郎おじさん! 貴方は確かにそこにいた ~蘇るハンセン病患者とその家族~」

「遺族ふたり」の学芸員リポート2「仙太郎おじさん!貴方は確かにそこにいた」では、ハンセン病患者だった親族の存在に気づいた遺族が、長島愛生園での在園をつきとめ、遺骨の郷里への埋葬までを描きましたが、その続編として、療養所や関係者の協力のもとに、この親族(仙太郎大叔父)の療養所での在園中の足跡を追います。
(上映時間60分)

2)学芸員レポート3 「無らい県運動をたどる -ハンセン病患者強制収容の実態-」

「遺族ふたり」に登場した元ハンセン病患者の二人は、昭和前期に国内で行われた無癩県運動で療養所に収容されましたが、当時の患者収容の様子を描いた医師・小川正子の手記である「小島の春」の描写を参考に、周辺に土地勘のある木村真三氏とともに、昭和前期の南予・西土佐地域の無癩県運動の事跡と記憶をたどります。
(上映時間50分30秒)

重監房資料館レンタルDVD利用規約

  1. レンタルDVDの利用料は、無料とする。
  2. DVDのレンタルは、先着順に受け付けることとする。
  3. 送料は、利用者が負担するものとし、当館から利用者あてには着払いで発送、利用者は元払いで返却することとする。
  4. 貸与期間は1ヶ月以内とする。
  5. 利用希望者は、先着順利用の原則を承知したうえで、借り受け希望日の1週間前までに、当館ホームページのDVD借り受け申し込みフォームに必要事項を入力して仮予約するものとする。
  6. 当館は、利用希望者の仮予約を受け付けた場合は、希望日程を調整し、発送日及び返却日を確定するものとする。
  7. DVDの利用は視聴のみとし、複製は認めない。
  8. 利用は、普及・啓発及び教育目的に限ることとする。
  9. DVDは利用者が直接利用することとし、第三者への貸与はしないものとする。
  10. 当館は、受付時に取得した個人情報を、申込者への連絡及び配送以外の目的に使用しない。
  11. 利用者の責にかかる理由によりDVDを棄損した場合、利用者は当館に対して実費弁済することとする。

重監房資料館レンタルDVD借り受けのお申し込み

以下の<個人情報の取り扱いについて>をお読みいただき、同意した上で申し込みフォームへ進んでください。

<個人情報の取り扱いについて>

重監房資料館

 重監房資料館(以下、資料館といいます)は、厚生労働省より委託を受けて公益財団法人 笹川保健財団(以下、当財団といいます)が管理運営を行っております。

資料館は、「個人情報の保護に関する法律」で義務づけられている事項及び当財団の個人情報保護方針に基づき、資料館に個人情報を提供されるすべての方々(以下、本人といいます)の個人情報を保護することが、個人情報取扱事業者としての重要な責務であると認識し、その取り扱いを以下の通り定め、個人情報の保護に努めます。

個人情報保護方針

 この度、個人情報の保護を一層強化する目的で、個人情報保護に関する法令及びその他の規範を遵守し、自主的なルールと体制をもって個人情報を適正に取り扱うために、以下の通り個人情報保護方針を定めました。この方針が実効あるものとするために、役職員等が一丸となって、個人情報保護を常に意識し、行動していきます。

1.個人情報に関する個人の尊重

 個人情報は、利用目的を明確にし、本人の同意を得た上で収集し、利用目的の達成に必要な範囲内で利用します。また、個人情報を第三者に提供する場合は、利用目的の達成に必要な範囲であり、かつ、本人の同意を得た後に提供します。なお、個人情報の開示、訂正等の要請があった場合に対応するため、必要な窓口を設置するとともに、適正な期間で対応します。

2.個人情報保護体制

 当方針を実施するに当たり、個人情報を取り扱う部門ごとに個人情報管理責任者を配置し、役割と責任を明確にした体制を整備します。

3.個人情報の安全管理

 全ての個人情報は不正アクセス、盗難、持ち出し等による、紛失、破壊、改ざん及び漏えい等が起こらないように適正に管理し、必要な予防・是正措置を講じます。また、個人情報を外部に委託する場合は、守秘義務契約を締結するとともに、適正な管理が行われるよう管理・監督いたします。

4.個人情報に関する法令及びその他の規範の遵守

 「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律」(平成15年法律第59号)及びその他の個人情報保護に関する法令と規範を遵守します。

5.コンプライアンス・プログラム(法令遵守のための取組み)の維持及び継続的改善

 当財団が保有する個人情報を保護するための方針、体制、計画、実施及び監査については、当財団の事業内容の変化及び事業を取り巻く法令、社会環境、IT環境の変化等に応じて、継続的に見直し、改善します。

2020年7月8日
公益財団法人笹川保健財団 会長 喜多悦子