第89回日本ハンセン病学会総会・学術大会

第89回日本ハンセン病学会総会・学術大会終了のご挨拶

 第89回日本ハンセン病学会総会・学術大会は、6月6日(月)~ 8日(水)の3日間、群馬県草津町のホテルヴィレッジで開催され、盛会のうちに終了しました。草津町での開催は42年ぶりということもあり、全国から114名のご参加をいただきました。「草津から世界へ―伝えよう確かな知見―」のメインテーマのもと、特別講演では超高齢社会における医療・介護・看取りのあり方、シンポジウムでは草津温泉におけるハンセン病医療の今昔について理解を深めることができました。また、25題の一般演題ではハンセン病の基礎研究、臨床研究、症例報告に加え、ハンセン病医療および療養所の歴史研究、文化研究の成果が発表され、熱のこもった議論が行われました。関係の皆様のご協力に厚くお礼申し上げます。

 なお、第90回学術大会は野上玲子会長(国立療養所菊池恵楓園・副園長)のもと、平成29年6月8日(木)~ 10日(土)の3日間、熊本県合志市で開催される予定です。熊本地震からの一日も早い復興と、次期大会のご成功を心よりお祈り申し上げます。

第89回日本ハンセン病学会総会・学術大会
会長 坂本 浩之助