2015/05/15 自治体、学校、諸団体向けに無料レンタルＤＶＤの貸し出しを始めました

　当館では、ハンセン病をめぐる偏見差別の解消を目指して制作した啓発映像DVD「重監房資料館への道」と「遺族ふたり」（二部作）を無料で貸し出ししています。貸し出しは無料ですが、往復の送料はご利用者様の負担になりますので予めご承知おきください。
　貸し出しの対象は、自治体（公民館等も可）、学校（クラス単位も可）、各種団体（サークル等も可）のみで、個人への貸し出しは行っておりませんのでご了承ください。

　当館ご見学にあたっての事前学習や、学校での人権教育の副教材として、また、地域や団体における学習会の視聴覚資料として、幅広くご活用いただければ幸いです。

　貸し出しご希望の場合は、当館ホームページの「重監房資料館レンタルDVD予約」より、申し込みフォームに必要事項を入力のうえ送信してください。数日以内に担当者からご連絡を差し上げます。

　なお「遺族ふたり」は、次の図書館等にも寄贈してありますので、個人での貸し出しを希望される方は、そちらにお問い合せ下さい。
　　国立国会図書館、
　　公益財団法人人権教育啓発推進センター人権ライブラリー、
　　群馬県立図書館、大阪府立中央図書館、太田市立中央図書館、草津温泉図書館、
　　国立ハンセン病資料館図書室

レンタルDVD

DVDイメージ
（１）「重監房資料館への道」　
　ハンセン病問題や特別病室（重監房）に関する簡単な説明と重監房資料館の紹介をしています。
　（上映時間12分）

（２）「遺族ふたり」
　第一部「患者の子と呼ばれて」
　両親がハンセン病だったため、幼い頃に親元から引き離されて育った女性の苦悩と
　葛藤の半生にスポットを当てたドキュメンタリーです。
　（上映時間37分）

　第二部「仙太郎おじさん！貴方は確かにそこにいた」
　資料館の展示見学で偶然自分の家系にハンセン病患者だった親族の存在を示す記録
　を見つけた男性が、各地のハンセン病療養所を訪ね歩き、ついに遺骨を発見して郷里に
　埋葬するまでの経緯を描いています。
　（上映時間43分）