イベント詳細
2026.01.15
特別企画
連続講座・特別展「ハンセン病問題と家族」開催
国による誤った隔離政策と社会の偏見により、ハンセン病患者・元患者だけでなく、その家族も深刻な被害を受けてきました。
国と社会の一人ひとりが問題解決のために何ができるかを共に考えたいと思います。
開催概要
●連続講座開催日時(事前申込制、手話通訳あり。手話通訳申込は各回1週間前まで)
第1回 2026年1月24日(土)13:30~15:00
大槻倫子氏(弁護士)「ハンセン病問題と家族訴訟」
大槻弁護士は、人権問題に長く携わり、特にハンセン病をめぐる裁判や相談に取り組まれてきました。ハンセン病家族国家賠償請求訴訟では、患者・回復者だけでなく、その家族が受けてきた差別や苦しみを裁判所に訴え、当事者とともに活動してきました。
法律の専門用語に偏らず、誰にとっても身近な問題として語る姿勢に定評があり、初めてこのテーマに触れる人にも分かりやすい講演を行っています。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

第2回 2026年2月7日(土)13:30~15:00
講 演 : 家族訴訟原告番号75番さん
ドキュメンタリー上映 : 「ハンセン病と優生手術 70年経て見えた実態」(朝日新聞社)
講 演:家族訴訟原告番号75番さん
家族原告75番さんは、ハンセン病政策によって家族の人生を大きく変えられた一人です。お母さまは療養所で70年以上を過ごし、100歳をこえました。隔離政策は、病気だけでなく「存在そのものを消す」ような差別を家族にももたらしました。国は誤った政策を認め、家族補償金制度を設けましたが、今も多くの家族が沈黙の中に置かれています。本講座では、75番さんの言葉を通して、患者本人だけでなく家族が受けた被害と、私たち社会が向き合うべき課題を考えます。
ドキュメンタリー上映
「ハンセン病と優生手術 70年経て見えた実態」(朝日新聞社・2025年)
ハンセン病患者に行われてきた優生手術は、「治療」や「国策」の名のもとで、本人の意思を奪い、人生を決定づける重大な人権侵害でした。なぜ長い間、社会はそれを見過ごしてきたのか。70年を経て浮かび上がる事実は、過去の問題ではなく、私たちが今も問われている責任です。知らなかったでは済まされない現実を、映像を通して見つめ直します。

第3回 2026年2月21日(土)13:30~15:00
内田博文(当館館長)「ハンセン病問題と家族、そして私たち」
内田博文(当館館長)は、刑事法学・人権を専門とし、長年にわたりハンセン病問題の検証と再発防止に携わってきました。国の検証会議や啓発活動を通じて、患者・回復者だけでなく、その家族にまで及んだ被害の構造を見つめ続けています。
本講座「ハンセン病問題と家族、そして私たち」では、ハンセン病問題とは何だったのかを基礎から整理し、差別や排除を支えてきた社会の側の責任を考えます。過去の問題として切り離すのではなく、「私たちはどう向き合うべきか」を共に考える場にしたいと思います。

□ 連続講座のお申込みはこちらか下記QRコードよりお申込みください。(手話通訳あり)
●特別展
ハンセン病元患者の家族である赤塚興一さん、奥晴海さん、林力さん、黄光男さん4名の方々の証言を紹介いたします。
【会 期】
2026年1月24日(土) から 3月29日(日)
【場 所】
国立ハンセン病資料館 1階 ギャラリー
連続講座・特別展のチラシはこちらから
≪お問い合わせ≫
国立ハンセン病資料館事業部 事業課・社会啓発課
〒189-0002 東京都東村山市青葉町4-1-13
TEL: 042-396-2909
※休館日はご対応できません。事前にお問い合わせください。