- 入所者のみなさんは、一生を療養所で生きるとしても、自分が生きている意味を感じたいと、文学、音楽、絵、陶芸、スポーツなどに熱中しました。
- どの作品も、ハンセン病ときびしい療養生活のために手足に障害をもったり、目が見えなくなったりした人が、残された力を使って「自分も生きているんだ」と表現したものです。
- たとえ自分を必要としている人がいなかったとしても、何かを作ることに熱中するなかで、寂しさや悩みから自分を解放していったのです。
- 作品や公演などは、療養所の囲いをこえて、人びとに感動をあたえました。また作品を通じて自分たちのことを知ってもらい、入所者と社会がつながりを回復するきっかけにもなりました。
- 作り手はどんな人だったのだろう、どんな思いが込められているのだろう、と想像しながら、見てください。