お知らせ
2021.06.30
「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟判決20周年展開催

1998(平成10)年7月31日、菊池恵楓園入所者4名と星塚敬愛園入所者9名の計13名が、国のハンセン病政策による人権侵害の事実認定と謝罪および補償を求め熊本地裁に提訴しました。これは「「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟」(「国賠訴訟」)と言われ、2001(平成13)年5月11日、熊本地裁で原告勝訴の判決が出されました。原告団の代表をつとめた曽我野 一美(大島青松園)は、判決直後の記者会見で、「私たちの上に、今日、青空が広がった」とよろこびを表現しました。
今年は、この歴史的な判決からちょうど20年になります。
本ギャラリー展では、「国賠訴訟」の開始から国の控訴断念までを中心として、ハンセン病回復者全体の運動として広がった闘争の様子を、写真、文書などで展示します。ハンセン病問題の解決にあたり大きな意味を持つ「国賠訴訟」の意義を改めて振り返りたいと思います。
開催概要
- 【開館時間】10:00~11:30/13:30~15:00 各10名まで 要事前予約
- 【休館日】6月14日(月)、21日(月)、28日(月)
- 入館無料 ※新型コロナウイルス感染拡大防止対策として完全予約制としています。詳細はこちら