イベント詳細
2025.07.17
ギャラリー展「戦後80年―戦争とハンセン病」のご案内

戦争とハンセン病をめぐる日本の近代史をたどると、戦争がハンセン病患者の隔離を強化し、戦争が隔離下の被害をより深刻にしたことがわかります。
本展では「戦時下の療養所」「日本植民地下の療養所」「沖縄戦」などに関連する資料を展示します。さらに、従軍中にハンセン病を発症し、ハンセン病療養所への入所を余儀なくされたハンセン病回復者の経験をたどります。戦争をめぐる記憶に触れ、それを継承することによって、人権が尊重され、病いと障がいを理由とした差別が繰り返されない社会の実現を願って企画しました。ぜひご覧ください。


上段左)日本植民地時代の小鹿島の療養所で使われた焼きごて。拷問の道具として使われ、入所者の肩や額に押し当てたと伝えられている。
(2005年、八重樫信之撮影 提供:『絆―らい予防法の傷痕』人間と歴史社)
上段中央)立花誠一郎、広島から満州へ(1942年、しょうけい館蔵)
上段右)立花誠一郎がカウラ収容所時代に作ったトランク(1945年頃、しょうけい館蔵)
下段左)薬莢でつくった灰皿(1945年以降、沖縄愛楽園)
下段右)着物を裂いて作った包帯(年代不明、全生病院)
※チラシ表) 義足(年代不明)
▽開催概要
【会期】
2025年7月19日(土)~8月31日(日)
ご来館の際は最新情報をご確認下さい。
【会場】
国立ハンセン病資料館 1階 ギャラリー
【休館日】
月曜および「国民の祝日」の翌日(月曜が祝日の場合は開館)
入場無料
【主催】
国立ハンセン病資料館 しょうけい館(戦傷病者史料館)
▽イベント概要
トークイベント「戦争の記憶に触れ、それを継承すること」


しょうけい館語り部による講話会「捕虜と隔離が打ち砕いた人生」
戦地で捕虜となり、オーストラリアの収容所でハンセン病が発覚。
戦後はハンセン病療養所への入所を余儀なくされながらも、懸命に生きた立花誠一郎さんのお話をします。
担当学芸員によるギャラリートーク
各 14時~14時40分
チラシのダウンロードはこちらから
上記の内容は予告なく変更する場合があります。詳しくは本サイトでご確認ください。